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〒891-4208屋久島町口永良部島379-1
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図 「学習・キャンプツアー(生物多様性保全・体験ツアー)」の概念図
キャンプの参加者
自然に興味を持つ学童・生徒・学生グループを対象とします。当面は、修学旅行の生徒・学生を対象として受け入れ態勢を整えています。
学習・キャンプツアーを募集するにあたっては、これまで「えらぶ年寄り組」が実施してきた「キャンプ事業」とともに、屋久島側の自然保全団体である「ヤクタネゴヨウ調査隊」や「照葉樹林ネットワーク」などの保全活動を基盤としました。
屋久島では、地元住民が中心となった学習・キャンプツアーの実施はほとんど見られず、ユニークと云えます。
表 学習・キャンプツアー(生物多様性保全体験ツアー)の体験テーマと内容
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体験テーマ |
内 容 |
a |
エラブオオコウモリ調査・観察 |
夜間観察会や学習会 |
b |
ウミガメ観察 |
観察会、学習会 |
c |
ヤクシカ・ノヤギ調査・観察 |
糞塊調査による推定生息数調査への参加や観察会。 |
d |
希少ラン類調査・観察 |
森に入って、新たな個体を探索、観察会、学習会 |
e |
火山と共生する暮らし・火山学習 |
2015年大噴火を映像で紹介し、火山活動や火山と共生する暮らしや歴史を紹介する。 |
f |
植樹・林床植生調査 |
エラブオオコウモリ被食樹の植樹活動、林床植生保全の防獣柵の観察 |
残念ですが小さなグループしか受け入れられませんが
高校の学年全体が何百人となるようなな大グループではなく、小グループに分かれてグループごとの興味の対象やフィールドを選ぶ方式の小グループ修学旅行を想定しました。
修学旅行としていますが、それだけでなく、生物クラブの調査ツアー、研究会の巡見ツアー、子供会のキャンプツアーなどの皆さんもご参加下さい。
学習キャンプツアーの日程(口永良部島)
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フェリー |
時間帯 |
ツアー内容 |
一泊 プラン |
偶数日 屋久島 発 |
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初日 偶数日 |
8:10
宮之浦港 発 9:50
口永良部港 着 |
チェックイン 11:00-12:00 昼食(弁当) 13:30-16:00 19:30-20:30 |
「噴火避難と火山の紹介」 本村集落案内 夕方は本村温泉か徒歩20分の露天風呂 天気が良ければナイトツアー 「星空とエラブオオコウモリ探訪」 |
2日目 奇数日 |
15:10口永良部港 発 16:50 宮之浦港 着 |
8:30-11:30 13:30-14:30 |
歴史トレッキング 火山最前線「前田集落ツアー」 |
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二泊 プラン |
奇数日 屋久島発 |
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初日 奇数日 |
13:00
宮之浦港 発 14:40口永良部港 着 |
チェックイン 15:30-16:30 19:30-20:30 |
「噴火避難と火山の紹介」 夕方は本村温泉か徒歩20分の露天風呂 天気が良ければナイトツアー 「星空とエラブオオコウモリ探訪」 |
2日目 |
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9:00-16:30 |
スダジイ林床調査 糞塊調査によるヤクシカ生息調査 |
3日目 奇数日 |
15:10口永良部港 発 16:50 宮之浦港 着 |
9:00-11:30 13:30-14:30 |
トレッキング 「永吉島津家最後の領主の移住集落跡」 火山最前線「前田集落ツアー」 |
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二泊 プラン |
偶数日 屋久島発 |
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初日 偶数日 |
8:10
宮之浦港 発 9:50
口永良部港 着 |
チェックイン 10:30-12:00 昼食(弁当) 13:30-16:00 19:30-20:30 |
「噴火避難と火山の紹介」 トレッキング 「永吉島津家最後の当主の移住集落跡」 天気が良ければナイトツアー 「星空とエラブオオコウモリ探訪」 |
2日目 |
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9:00-16:30 |
湯向温泉 スダジイの森・牧場トレッキング |
3日目 偶数日 |
10:30口永良部港 発 11:50 宮之浦港 着 |
9:00-10:00 |
火山最前線「前田集落ツアー」 |
研修費の目安(口永良部島ツアー)
参加者15名までのグループ(宿泊費、交通費は別途必要です)
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1泊2日 |
2泊3日 |
研修費 |
50,000円 |
70,000円 |
屋久島プラン
屋久島の自然保全団体である「ヤクタネゴヨウ調査隊」や「照葉樹林ネットワーク」が担当します。
ツアーの内容
対 象 |
内 容 |
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A |
希少種・絶滅危惧植物 |
屋久島の低地照葉樹林において植生調査・保全活動 |
B |
ヤクタネゴヨウ |
自生地観察とマツ枯れ被害対策・保全活動 |
C |
ヤクシマカワゴロモ |
一湊川流域の植物観察 |
D |
ヤクシカ |
西部地域における植生保護柵内外の植生調査と自然観察 |
(3)屋久島プランのスケジュール
◆屋久島プラン(1泊2日)
屋久島ツアー修学旅行行程表
初日 |
8:00~ 9:00 |
宿から西部へバス移動 |
9:00~12:00 |
ヤクタネゴヨウ自生地観察 |
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12:00~12:30 |
昼食 |
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12:30~13:30 |
白川山へバス移動 |
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13:30~15:00 |
座学 |
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15:00~16:00 |
宿へバス移動 |
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2日目 |
8;00~ 9:00 |
宿からバス移動 |
9:00~11:30 |
西部シカ柵観察 |
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11:30~12:00 |
一湊へバス移動 |
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12:00~12:30 |
昼食 |
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12:30~14:30 |
一湊川・白川山散策 |
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14:30~16:00 |
座学 |
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16:00~17:00 |
宿へバス移動 |
◆ヤクタネゴヨウ自生地観察
ヤクタネゴヨウの観察を通して、その自生地周辺の環境やヤクタネゴヨウ調査の理解を深めてもらう。
ヤクタネゴヨウの自生地の一つであり、初心者でも登頂しやすい西部地域のヒズクシ峰に上りながら、ヤクタネゴヨウの特徴やほかの生き物たちとのかかわりについて学習する
また、ヤクタネゴヨウ調査隊が継続して行ってきた基礎データの計測を実際に行いながら、フィールドワーク体験をしてもらう
座学ではヤクタネゴヨウについて幅広く知ってもらい、フィールドでの体験が活きるような学びの場とする。
◆西部世界自然遺産地域の林床植生の観察
西部世界自然遺産地域の林床植生の様子をヤクシカ防鹿柵の観察を通して学ぶことができる。
屋久島西部地域の照葉樹林を中心とした垂直分布について学び、シカ柵内外の植生の違いを観察しながら、西部地域の森林の問題点や森林生態系のあるべき姿について考えてもらう。
◆一湊川流域特有の植物観察
一湊川周辺の森を観察しながら多様な植物相を学習する
特にヤクシマカワゴロモや菌従属栄養植物の様子を観察しその生態などをスライドも交えながら学ぶ
また、低地照葉樹林の重要性と現在の一湊川や周辺の林床植生における問題点について考えてもらう。
研修費の目安(屋久島ツアー)
参加者15名までのグループ(宿泊費、交通費は別途必要です)
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金額 |
内訳 |
備考 |
講師料 |
150,000円 |
25,000円×3人×2日 |
現地及び座学講師 |
サポート |
20,000円 |
10,000円×1人×2日 |
サポート車運転 |
合計 |
170,000円 |
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ツアーの課題
大規模な修学旅行ツアーを受け入れることはできません。特に口永良部島の宿泊施設を考えると、大規模校の高校修学旅行を受け入れることは困難です。
修学旅行の内、一部の学生15名、教員1~2名の小グループを受け入れます。
また、口永良部島へのフェリーは、天候により欠航する場合があります(町のデータを添付する)。
口永良部島+屋久島
両島のプランを組み合わせても良し、どちらか一方でも良し、それぞれのグループの日程に合わせて、実習プランを作って下さい。
申し込み お問い合わせは「口永良部島観光サイト」ページからお願いします |