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えらぶ年寄り組は、口永良部島の自然を守り、自然を活用して島の暮らしを守ります。

Email:erabu.info@gmail.com

〒891-4208屋久島町口永良部島379-1

「えらぶ年寄り組」は口永良部島の自然を守り、島を活性化します。


「えらぶ年寄り組」にようこそ!

エラブオオコウモリの和名の由来を調べ、屋久島学ソサエティーで報告し「屋久島学」に投稿しました
投稿しました  LANSANA 岸田論文1 岸田論文2 山形論文 永井論文
   

コロナ禍で減少した観光客を誘致するため
令和2年度(2020年)補正予算 環境省「国立公園への誘客の推進事業」を受託し、国立公園である口永良部島の自然楽しんでもらうツアーや、学んでもらう修学旅行を誘致しました。
その事業の一環として、
「口永良部島観光サイト」を立ち上げました。

表 「えらぶ年寄り組」の活動

 年     活動の内容     備考

2007

 

国立公園に編入

2012

「えらぶ年寄り組」発足

 

 

動植物の生育・生息調査、保護活動

 

島の情報発信

島のホームページ「口永良部島ポータルサイト」立ち上げ

 

 

生物多様性の啓発活動

季刊「くちのえらぶの自然」発行

学習会、見学会の実施

 

2013

屋久島町  ウミガメ保護・監視事業 受託

 

2014

屋久島町 ウミガメ保護・監視事業 受託

環境省  グリーンワーカー(GW)事業 受託   2014年度報告書

8月噴火

2015

環境省 GW事業 受託  2015年度報告書

5月噴火で全島避難

2016

「ボランティア体験・学習キャンプ事業」立ち上げ
環境省 GW事業 受託  
2016年度報告書

ユネスコエコパーク
編入

2017

環境省 GW事業 受託  2017年度報告

屋久島環境文化財団

生物多様性保全・研究事業 受託 2017年度報告

 

2018

屋久島環境文化財団

生物多様性保全・研究事業 受託 2018年度報告
秋 小規模噴火が連続
12月噴火

2019
令元

屋久島環境文化財団

生物多様性保全・研究事業 受託2019年度報告

環境省

令和元年度 エラブオオコウモリ保全推進事業 受託




環境省2020/3報告書

2020
令2

環境省 令和2年度 エラブオオコウモリ保全業務 受託  
環境省2021/3報告書

2021
令3

(公財)自然保護助成財団

第31回プロ・ナトゥ-ラ・ファンド助成 採択辞退

 

2022
令4

環境省
令和4年度 エラブオオコウモリ保全業務 受託

(公財)自然保護助成財団

第33回プロ・ナトゥ-ラ・ファンド助成 受託

環境省 報告書

PN報告書2023

2023
令5

環境省

令和5年度 生物多様性保全推進事業 受託
 

 



 口永良部島で
「里めぐり」を始めました。
 
 天然記念物エラブオオコウモリを守るために果樹を植える資金を募ります。
 問合せは、Email:erabu.info@gmail.com 

「えらぶ年寄り組」はこんなことを
私たちの暮らす口永良部島は、屋久島の西12㎞に位置する「活火山の離島」です。34年間噴火がなかったのですが、2014年8月と2015年5月に、島の火山・新岳が噴火しました。2015年の12月まで、全島民は7か月間、屋久島で避難生活を余儀なくされました。今なお、火口から2kmまでは避難警戒区域とされ立ち入りが出来ませんし、小・中規模の噴火が続いています。
本来、口永良部島は、「緑の火山島」と呼ばれるほどに豊かな自然があります。噴火で山頂付近が荒れましたが、山麓はスダジイなど照葉樹林でおおわれ、天然記念物のエラブオオコウモリが生息しています。黒潮の海は豊かな漁場で、サンゴ礁には多様な魚が遊泳し、ウミガメが上陸産卵します。
私たちは、この口永良部島の、生き物や環境、文化や歴史遺産を守り、それらを子々孫々に伝えたいと願い、また、暮らしに忙しい若い人たちを手伝いたいという想いをもつ年寄りボランティア・グループです。

グループの名前は「えらぶ年寄り組」、
正式には「子々孫々の口永良部島を夢見る えらぶ年寄り組」です。

国立公園(2007年編入)であり、
ユネスコエコパーク(2016年)である離島に暮らす島民として、
島民自らで、島の自然を知ろう! 
   ・・・・・と2012年に立ち上げたのが、「えらぶ年寄り組」でした。

活動は
<自然を知る・見守る・発信する>
       ・・・・・・忙しい若い人達に代わっての活動です。

 

動植物の保護・調査

調べたこと 2012年~2023

対 象

調べたこと

備 考

ウミガメ   (向江浜)

上陸・産卵調査

立ち入り禁止で中断

アオウミガメ (美浦)

水中カメラで、生息調査

 

エラブオオコウモリ

頭数、ペリット(食痕)調査

 

ヤクシカ

頭数推定

 

ノヤギ

頭数推定

 

林床植生

林床回復調査

 

タカツルラン

生育調査

立ち入り禁止ですが許可を得て調査継続

ツルランなどラン類

希少な植物(絶滅危惧種など)

生育調査

 


2013年~2014年度の、屋久島町のウミガメ保護・監視事業 を受託し、ウミガメの上陸・産卵など調査をしました。

 2014年度報告書2015年度報告書 

環境省グリーンワーカー事業

2014年~2017年度の、環境省グリーンワーカー事業 で、ウミガメやエラブオオコウモリ、ランなどのの生息・生育調査をしました。

2014年度報告書2015年度報告書2016年度報告書
2017年度報告


キャンプ事業

2016年に
「ボランティア体験・学習キャンプ事業」を立ちあげました。

「ボランティア体験・学習キャンプ事業」の内容

島外の生徒・学生に

「えらぶ年寄り組」の調査をボランティアで手伝ってもらう。 

参加者には、
①島の自然
②噴火災害
③島の歴史や暮らし・・・・・・・・などを学んでもらう。


参加者は自炊、宿泊費・研修費は
無料

       キャンプの案内は、こちらで<――New


口永良部島が2016年

ユネスコエコパークに認定!

  Biosphere Reserves(BR)

◆2016年3月20日
ユネスコが実施する生物圏保存地域(通称:ユネスコエコパーク * )事業に関して、文部科学省などが、「屋久島エコパーク」の延長申請と、口永良部島も含める拡張申請を、ユネスコに推薦していました。これを受けてユネスコは2016年3月20日に、ペルーで開催されていた人間と生物圏(MAB)国際調整理事会で、「屋久島・口永良部島エコパーク」を認めることを決定しました。
*英名:Biosphere Reserves(BR)

えらぶ年寄り組は
「えらぶエコパーク・ボランティアキャンプ場」を開きました。

えらぶエコパーク・キャンプ場は、ボランティア専用の無料宿泊施設です。
えらぶ年寄り組の、自然保護活動を手伝っていただける場合や、復旧・復興ボランティアとして来島された方で公民館が満員の場合は、新たに開設された「えらぶエコパーク・キャンプ場」に無料で宿泊可能です。小屋泊まりかテント宿泊かを選んでいただけます。
連絡先:えらぶ年寄り組 090-5886-2537、メール erabu.info@gmail


 寄付を頂きました
鹿児島市の「NPO法人ブルースカイ」様から、14万円もの多額の寄付をいただきました。心よりお礼申し上げます。
「えらぶ年寄り組」は、乏しい予算でやりくりして活動していますので、とても助かります。何よりも、このような支援をしていただけることに力をいただけました。今後とともに、ますますしっかりと活動しなければとの想いを強くしました。使い道は、これから相談しましますが、ご期待にそうよう、有益な使い方をさせていただきます。

NPO法人ブルースカイ(代表 榮 時弘氏)様は、アルコール・薬物・ギャンブル等、各種依存症者・精神しょうがい者の方々への支援活動をされている団体です。
http://www.blue-sky.org/


英語版を立ち上げました。

 「えらぶ年寄り組」が天声人語で

2015年5月30日
天声人語で、口永良部島の新岳噴火と「えらぶ年寄り組」が取り上げられました。

▼このところ、いいニュースが重なっていた。鹿児島県屋久島町の口永良部島(くちのえらぶじま)には常駐の医師がいなかった。4月に新しい医師が2年ぶりに着任した。海外で勤務し、さらに沖縄の離島などで仕事をしてきた大ベテランだ。島民は一安心だった
▼金岳(かながたけ)小学校では、やはり2年ぶりに新入生が入学し、多くの人が祝った。一時は2千人ほどだった人口はいまや140 人弱。子どもの数も減った。多い時は250人を超えた在校生も現在は10人ほどだ
そんな島の活性化を目指す人々がいる。「えらぶ年寄り組」である。グループのサイトによれば島に交番はなく、銀行のATMもない。しかし、自然は豊かだ。その宝を生かして子々孫々住み続けられる島にしようと模索を続け
▼例えば、国の天然記念物で絶滅危惧種でもあるエラブオオコウモリの生息状況を、環境省の支援を受けて調べている。アオウミガメの観察もする。こうした自然に触れ、学び、安らぎたい人々が都会にはいるはずだ。そこに島の活路を見いだせないか、と
▼しかし、自然は優しいばかりではない。わかってはいても、いざその苛烈(かれつ)な一面を見せつけられると呆然(ぼうぜん)となる。昨日 の新岳(しんだけ)のすさまじい噴火で島民に犠牲者が出なかったことに心底ほっとした。日頃の備えのたまものに違いない
避難生活はどれほど続くだろう。年寄り組の活動はいつ再開できるだろう。名だたる火山島に住み、自然への畏怖(いふ)とともに生きてきたはずの人々。山が静まるのを、ただ祈る。
 

年寄り組も「国際照葉樹林サミット」に参加しました

◆2014年6月6日~8日
屋久島町宮之浦で、第2回の国際照葉樹林サミットが開催されました。「えらぶ年寄り組」もポスター発表で参加しました。
サミットの目的は、照葉樹林の保護や利用に関する活動や、研究を報告し、情報交換することで、東南アジアから中国、韓国、日本に広がる照葉樹林の文化や暮らしを守ろうとするものです。

サミット2日目には、口永良部島を代表して貴舩 森さんが、島の現状を報告しました。とても好評で、参加者からの評判は上々でした。また、「えらぶ年寄り組」は、玄関のホールにポスターを貼り出して、「えらぶ年寄り組」の活動や、口永良部島を紹介しました。8日~9日には、口永良部島での現地体験ツアーが行われ、20名近くが来島されました。貴舩 森さんの案内で本村地区の歴史探訪や古岳への登山、島民との交流会が行われました。

サミットで、町長がエコパーク宣言


2014年6月
サミットで、町長は
「屋久島町は、ユネスコ・エコパークの延長を申請すること、エコパークの申請には口永良部島も加える」・・・と宣言しました。
7月初めには、屋久島町ではエコパーク推進協議会(仮)が発足し、口永良部を代表として、貴舩 森さんが出席する予定です。島民説明会も開かれるはずです。国立公園の指定の時のように、用途別の地区割り(ゾーニング)の必要があり、島民の話し合いが必要になります。



ウミガメ保護・啓発看板ができました

◆2014年3月
「えらぶ年寄り組」が屋久島町の委託を受けて、制作していたウミガメ保護・啓発の看板が出来上がりました(2014年3月)。設置場所は、一周道路から向江浜に下りる道の入り口です。
看板の絵は、金岳小・中学校の児童・生徒の皆さんが、授業時間にデッサン練習し、放課後に描画してくれました。デッサンと描画指導は、貴舩裕子さんにお願いしました。

写真のように、児童・生徒の全員が、それぞれウミガメの絵を描いてくれました、色とりどり、かわいいウミガメの絵が並んでいます。

看板への描画に先立って、学童たちは「えらぶ年寄り組」メンバーが担当した授業も受けて、ウミガメの勉強をしました。
また、一部ラッキーな子供たちは、ウミガメの産卵や子ガメの脱出も見学することができました。



残念にも、2015年の噴火後に発生した土石流のため、看板が流失・破壊されてしまいました。ウミガメも上陸しなくなり、保護活動も中断しています。


 自然を調査・保護することで島の活性化を

「えらぶ年寄り組」は、自然を調査し保護しようと活動しています。自然を保護するだけでなく、「自然を守る」と「自然を活用する」を車の両輪として、口永良部島の活性化につなげようとするのが、「えらぶ年寄り組」の使命(ミッション)と云えます

ウミガメが棲みつく豊かな海が広がる
島の北側の漁港では、数頭のアオウミガ メが棲みついており、子供たちがさわっても逃げ出しません。







島の活性化につなげるために

ネット情報の発信活動
自然を活用するためには、多くの人に口永良部島を知ってもらい、理解して、島に来てもらわねばなりません。
そのために、口永良部島を紹介するホームページである「口永良部島ポータルサイト」を立ち上げました。島には公式ホームページがないのでそれに代わるリンク集です。屋久島町公式ホームページのトップ頁には、「口永良部島の紹介」とするバナーがあり、「口永良部島ポータルサイト」にリンクしています。
もちろん「えらぶ年寄り組」のホームページも運営しています

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バナースペース

写真提供の皆さん

大沢夕志・大沢啓子ご夫妻、Yuko Takahashiさん、野元嗣由さん、後藤利幸さん、大久保政英の皆さま、ご厚意に感謝いたします。



更新日
2023年12月30日